2011年1月12日社員総会での報告
(年度品質目標の解説)
2011年1月12日 社員総会での報告
株式会社ビッドシステム
代表取締役 谷 径史
●全般的な情勢について
景気の動向は依然として低迷しており、様々な人々が今後の進むべき道を根本から見直し始めています。
当社はどうするのか?当社はこれまでもそうでしたが、一部の大企業の業績の回復にたよるだけではなく、広範な現場の底上げこそが重要であると考えています。様々なIT技術を現場の実情に合わせて適応し、成果を出していく。顧客の発展とともに自社も発展していく路線を進んでいきます。
そうは言っても、この路線に沿った「勝利のための戦略」は、決定的に未熟な状態です。
●2010年の取組みについて
昨年は、ようやく赤字から抜け出ることができました。しかしその基盤は極めて脆弱です。文字通り「やっと」という状態です。
成果としては、マネージメントの質を一段階向上させ、方針管理、リスク管理等の分野で実践的な経験を積みました。
またSWOT分析から、今後当社の柱になる製品をいくつか育てることができました。
マーケティングの研究も全社的に行ないました。
協力会社との関係も、WinWinを原則にして、新たな水準へと押し上げました。
●2011年の取組みについて
今年は、昨年の一定の成果はお客様に支えられた「特需」依存的要素があり、必ずしも継続性のあるものではないことを踏まえ、当社の製品・サービスの品質の向上を実現し、市場競争力のあるものにすることが重要です。
当社は規模が小さい会社ですので、様々な業務のマネージメントを適切に行なわないと、別のお客様にご迷惑をお掛けしてしまいます。したがって、安定的に製品・サービスを提供できるように当社の開発システムを改善していく必要があります。
協力会社との関係は、今年はまた一層発展していくでしょう。
このようにして、何としても黒字を継続して実現していくようにします。
以上のことから、「品質システムを改善し、従業員満足と顧客満足をともに向上させる」ことが2011年の目標になります。
目標達成のために、以下を実施します。
- 組織の見直し
- 研修・教育訓練の実施
- ISOの品質システムの見直し
- 業務の再整理
要するに今年は、2009年に赤字を前にして取り組み始めた抜本的再建計画の3年目にあたるわけですが、ようやく「勝利のための戦略(No1戦略)」を構築し、この戦略にしたがって業務を進める最初の年(元年)を迎えるわけです。
以上