システム導入前
E社は測定器を用いて自社製品の品質テストを実施している。
測定器を新しい機種に変更しようと検討していたが、品質テストで使用していたソフトウェアにデータを入れ込む仕組みがなかった。
E社は測定器のメーカーと交渉し、メーカーは測定器に測定結果をシリアル通信で出力する機能を実装することを提案し、仕様の確認をE社に求めたが、専門性の高いシリアル通信を習得している担当者がいなかったため、測定器を新調する案件は進まなかった。
システム導入後
E社の代理として当社の担当者がメーカーと交渉し、仕様を確定した。
その後、E社より測定器との通信ソフトを開発することになった。
測定器は品質テスト以外にも使用できたため、汎用的な処理ができるよう受信した測定結果を指定したソフトウェアへキーボード出力できるようにした。
これにより、測定器で計測した結果は、自動でそれぞれのソフトウェアへ出力されるようになり、品質テストを含めた測定器を使用した作業の工数を削減することができた。
費用
開発費は40万円となった。
従来までは、品質テストごとに異なる検査と対応するソフトを操作しなくてはならなかったが、現在は1回の検査でほとんどの検査を実施することができるようになったため、1日あたりに検査できる製品の数は、従来の倍となり、手入力による間違いもなくなった。
当社による、機器を問わないデータ通信処理の技術はE社担当に高く評価された。
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導入事例 > 他社製測定器の測定結果を自動で取り込み、自社品質管理データベースに自動登録